* essay *



   雨に微笑を             vol.4


 雨に対して色々と愚痴を言う私だが、実は「まんざら悪いものでもない」と思っている。
 家の中に咲き乱れる洗濯物を見なければ尚更良い。
 佐野元春の『情けない週末』の歌詞にある『生活というウスノロがいなければ・・・』といったところだ。

 中学生だったある雨の日に聴いていたラジオ。
 そこでニール・セダカの『Laughter In The Rain(雨に微笑を)』を知った。
 それまではマイナスイメージしかなかったので、どうして雨に対してそんな優しい気持ちが持てるのだろう?と
 少なからず驚いた。
 『・・・彼女と歩いているときに雨に遭う。傘もないのでびしょ濡れになって震えている。
 そのときに繋いでいた彼女の手の温もり・・・。雨の日はいいなぁ・・・何とも言えない幸せな感じ。
 雨の中で愛を分かち合う2人』
 ・・・そんな感じの内容だったと思う。
 優しいメロディー、穏やかな歌声。 古い曲に持ちがちな違和感はなかった。
 抗えない魅力というのか・・・、多感な年頃の女の子の心にストレートに伝わる「温かさ」があった。
 それ以来降り続く雨の日には、頭の中でリフレインされるのだ。

 一旦雨が好きになってみると、精神安定上「とても楽」なのである。
 嫌いではないのだから『雨だから出かけたくない』とか『雨のせいで・・・』と、落ち込むこともない。
 その上、私の尖った気持ちを、雨音が静かに落ち着かせてくれることさえあるのだ。
 (残念ながら霧雨や、嵐のような激しい雨は逆効果になる可能性は高いが。)

 今年は台風の直撃が多く、その上停滞することから長雨がとにかく多い。
 さすがにムッとしそうになるのだが、それでもやはり雨音の魅力に引き込まれてしまう私なのだ。































































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