* essay *



   成長             vol.2


 最近娘との関係が変わってきた。
 小学校の高学年になったことで、話す内容や、親子関係について少し余裕が持てるようになってきた。
 以前は近づきすぎて衝突もあった。
 干渉し過ぎないようにと努めていたが、とにかく余裕がなかったと思う。
 義母に教わったことの一つに『子供の年齢と親年齢が同じ』という考え方がある。
 子供が5年生なら、親としても5年生・・・というのだ。
 「余りにも急いで『親』になろうとしても、親としての成長には時間がかかるのよ」・・・と諭された。
 娘と同じで親としても5年生になり、背伸びをしないで親としてだけではなく、一人の同じ女としてもっと
 フランクに付き合いたい、と思い始めたのだ。
 娘がいろいろな問題にぶつかるたび、私は自分の体験を語って聞かせたり、その頃の思いをきかせたりする。
 少し早いかもしれない・・・と思っていたことも、最近は拘らずに話してみるようになった。
 娘は私が小学生だった頃よりも、ある部分は大人で、ある部分は子供だ。
 私が親に対して抱いていたような「尊敬」や「憧れ」を持っているかどうかはわからないが、私にとても自然に
 甘えるようになった。
 小さい頃は私に余裕がなかったせいか、何でも背負い込んで一人ですべてをやろうとする子だった。
 今でも性格なので根本は変わらないが、ココロの距離は更に近くなった気がする。
 サラリーマン家族の生活も、転勤も初めての私にとって、3年ほどで住む場所を移動し続ける生活は
 緊張と不安の連続だった。
 自営業の両親や親戚をみて育った私には、お手本になるサラリーマン家族が身近にいなかったからだ。
 手探りで自分たちのスタイルを構築してきたので、それが回り道であっても分からなかった(笑)
 夏のちょっとした事件のおかげで私たちは、それぞれが置かれている状況について考えさせられたが、
 それでもうまく立ち回ろうという気持ちは持てなかった。
 あくまでもそれぞれが自然な形で、世界を広げられるように・・・と思う。
 そしてそれらが少しずつでも重なり合うことが理想だ。
 尊重しあっていれば気持ちが離れることもないだろう。

 親になって初めて知る思いもある。
 いつか娘が親の立場になる時が来たら、そのときはまた新しいスタイルで進んで行って欲しい。
 冗談を言い合いながら、そそっかしいながらも楽しく生活していると、それだけでとっても幸せだ。
 ギスギス・・ピリピリした時間は誰にとっても疲れるものだ。

 ニュースやドラマ・映画や本で泣いてしまう私は家族からよく笑われる。
 物心着いた頃からこうなので今更・・・だが、笑っていた子供たちが『感動して泣ける』・・・などと言い始めたのだ!
 ホラ〜涙した分だけ、ココロの引き出しを発見した気にならない?

 ・・・なんて訊ねてみようかな(笑)































































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